数年前、桜の真っ盛りに京都を旅したときの竜安寺の石庭の写真です。

白洲正子さんの「ほとけさま」という随筆集に「竜安寺の石庭」と題した一文が。

 

この庭は、はじめ、塀の向こう遠くに見えるはずの八幡宮をおがむために作られたとのこと。

はるか彼方の広々とした天地を想像するとき、この小さな石だけの庭から

はじめて波うつ音が聞こえるようだという。

 

本来は見てはならない庭だから簡素に作られたのだろうと。

しかしながら、だれもその指ばかり見て、さししめす方向をながめようとしない、と結ばれています。

 

とても意味深く思います。