パリ演奏旅行記も最終回です。
その前にアップし忘れた数枚の写真を。
凱旋門から放射状に走る道の一つが「FOCH」通り。この25番地が旧友が住んでいたアパートです。
とってもきれいな閑静なアパート街でした。
その「FOCH」から少し歩けば「シャンゼリゼ」。
ここでの暮らし、どんなだったのかなぁ。。。
さてさて、いよいよユネスコ60周年記念コンサートです。
11月16日(水)20:00開演、ユネスコ本部 RoomⅠにて。
重要な国際会議をする場所だそうです。
各国大使やVIPを招待しての演奏会でした。
みんなそれぞれ民族衣装に着替えて。もちろん僕も「紋付き袴」、みんなからは「サムライ・サムライ」と呼ばれました。
楽屋にて。
インド組。ナマステ。
彼はブルガリアだったかなぁ。 彼は確かモロッコ。
こういう時ってムードメーカーに 「ウード」みたいなのを
なる人って必ずいますよね。 弾いていたら、突然
彼、とってもいい雰囲気を作って 「アッラァァァーーー!!!」
くれた。ありがとう。 なんて歌い出して、びっくりしました。
彼女はアルゼンチンだったかな。 ルーマニア組。
チェロも立派な民族音楽楽器です。 この二人、絵に出てくるような
「らしい」おじさんでしょ。
マレーシア。 アフガニスタン。
最初は日本人かと思いました。 心底、この楽器が大好きな
彼でした。
とってもシャイな彼。 陽気なアフリカン。
でも音楽が始まると 楽しくってしょうがない!
恍惚としてリズムにはまり
熱狂してしまうのです。
彼、裸だったので、「何するの??」って聞いたら「ダンシング!!」。
そんなのリハーサルになかったぞぃ!
身体にメークするのは、この「POND’S」のパウダーが最高に良い!!
と力説していました。
いつか試してみようと思っていますが、日本人の僕にはなかなかその機会が。。。
こんなかれらと一緒に演奏をしました。
ん?本番の写真がない?
そーーなんです。ここにも書きましたが、大使館の担当の人、来てくれなかったんです。
なんでも、子供の学校行事があるとかなんとかで。。。
ほっほほほ。もちろん自分のことのが大切ですよね!?
というわけで、カメラとビデオは用意していたのですが、まさか大使にお願いするわけにもいかず、記録は無いのです。
演奏会プログラムは、民族楽器によるインプロビゼーション、歌曲(ここに浜田さんが出演)、オーケストラと民族楽器による「モーツァルトの《ハフナー》」っていう曲、(この曲、音大卒ながら実は知りませんでした!!)などなど。
演奏会は大成功。拍手が鳴り響きました。
西洋音楽といわゆる民族音楽を対比させ、気持ちのどこかに西洋音楽優位という考え方があり、その結果、民族音楽をある意味「見せ物」的に扱う、旧態依然としたこのコンサートの企画者の考え方に対する「批判」はありますが、それを言ってもしょうがないこと。
尺八も「芸術音楽」になりすぎた感は否めません。
今回一緒した彼らから学んだことは、「音楽は楽しむもの」だということ。心の底から、自分たちの楽器を愛し、音楽を愛し、それに誇りを持っていました。素晴らしい音楽家達でした。
尺八も日本の「民族楽器」の一つとして、あまり格式張らずに、その素晴らしさをもっともっと多くの人に知ってもらいたいと感じました。
さて、演奏会も終わり、一週間を共に過ごした「演奏家」達ともお別れです。
CDを交換したり、メールアドレスを教えあったり。
すこし寂しいですが、それぞれがまたどこかで活躍することでしょう。
みんなにまた会いたいなぁ。
気が付かなかったのですが、すぐ隣の部屋「ミロルーム」って書いてあったかなぁ。
僕の大好きな「ミロ」の陶板!
とっても魅力あふれる「パリ」、必ずまた行きます。
これにて「演奏旅行記Ⅰパリ編」終わりです。
(次の演奏旅行記はどこにしようか。。。)
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