デリーでは、音楽・舞踊学校で学生の舞踊をみせてもらったりしました。チベット方面の人種の踊りが印象的だったのを覚えています。顔が日本人にそっくりで。
こんな感じ↓
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もちろんもっと観光もさせてもらいましたが、どこがどこやらさっぱり分からず。。。
さて、人口密度の高いデリーから空路マドラスへ。
◆マドラス
手元にある予定表を見ると、マドラスには3泊してるんですが、三日間とも演奏会があったんですね。記憶にない……
写真もないのです。連日演奏会があったということは僕もなんだかんだと忙しく、カメラを構える暇もなかったのでしょう。
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先生とホテルの朝食。普通のメニューですね。カレーばっかり食べてた記憶があるのですが。。。
先生はほんとうに食べない。演奏前は特に。よくあれだけの「食」であのパワーが出せたな、と関心することしきりです。
「あまり食べると上手く演奏できないんだよ。」なんて、よく話してくださいました。
マドラスじゃぁなかったと思いますが、やはり先生と朝食をご一緒させていただき、その時はカレーのバイキング。その日のスケジュール等を確認し、エレベーターで部屋に戻ろうとすると、、、、、
ニコニコとしたインドのおじさん、何やら手に小さなかごを持って「良かったら食べれ。」とその物を勧めてくれます。「もらっていいの?」と思いつつ、先生にハイ、自分ももらって、エレベーターに。
チマキみたいにな葉っぱに包まれた中身は紫色のゼリーみたいな物。
「何だろうねぇ?食べてみて。」と先生。
ううう。。自分で食べればいいのに。。。
興味もあるししょうがない、えいやっ、パクッ。
グギョーーーーー!苦い、渋い、べぇーーー!
あれは何なんでしょうか?焼肉後の口直しのガムみたいな物?
カレー後の口直し?
先生は笑って部屋に持って帰りました。ずるい……
あれ、日本まで持って帰ったのかなぁ??
さてさて、演奏会。
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リハです。左のピンクの帽子の女性は東樹和子さん。その隣のサリーを着ている女性、インド音楽研究家の井上貴子さん。
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なんとかミュージックアカデミーとかいう、かなり大きなホールでの演奏でした。
先生の独奏のリハ中、客席に行ってみたのですが、一人インド人の女性が真剣に聴き入っていました。
何やら右手の指を折ったり、膝を手のひらで拍ったり手の甲で拍ったり。
後で井上さんに聞いたのですが、インドの人達は音楽を全て「ラーガ」によって聴いているとのこと。なにかの「ラーガ」に当てはめて聴いていたらしいのですが、ふううむ、さっぱりわかラーガ。(通訳しますと、「さっぱりわからんが」という意味です。)
会場の外ではスタッフの人が、野外で食事をしていました。もちろん、カレー。ヤシの葉っぱ(多分)の上にパサパサご飯とカレー汁。手で上手く、美味そうに食べてました。(熱くないのかなぁ?)
演奏会は、インド音楽の次に尺八の演奏でした。彼らの音楽、いつ始まったんだか、いつ終わったんだかよく分からないんですよね。楽屋(とは決していえないような、だだっ広い部屋)でかなり待たされ、演奏前にすでに待ちくたびれ。
この、タイムスケジュールが決まらないインド的な演奏会スタイルが元で、この後先生にかなり疲労が溜まってゆくのでした。
観光写真。これら↓マドラスだったと思うんですけど。。。
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先生、バスを降りて一服。
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まあ日本で言えば参道ですか。 お花やロウソクなんかが売られていました。
なんていうお寺だったっけなぁ。。。
先生のヘビースモーカーぶりは皆さんご承知の通り。インドでもスパスパ、スパスパ。
ただ先生の偉かった(なんて失礼ですが)ところは、人の迷惑になるようなところでは吸わない、という気遣いのあるところでした。まあ、気配りで一生を通したような方だったので、ごく自然にそうしたのでしょうけれども。
余談ですが、ある時、先生が地方に行くので私に運転手をして送ってくれないか、と。羽田までだったと思います。山口門下には運転が出来る人はほとんどいないのです。私、ちょうどその数日前に、初めて自分で車を買ったのです。新車のマーク2(ローマ数字が表示されないので)。初めての「お客さん」が先生だと思うと嬉しくて、朝早く先生のお宅へ伺いました。先生を後ろの席へ乗せて、さあ出発。
「いい車だねぇ。」
「はい!初めて自分でお金を出して買いました。ローンが大変です。」
なんて、あれこれと、疲れのでないように気を配りながら会話。口が重い先生との密室での時間は、うううーーん、やはり間が持たん。。。
そうだ!
「先生、たばこどうぞ。新車ですけど僕も吸いますから。」と自分で一本。(その頃は僕も吸ってました。)
「先生、ほんとに遠慮なさらずに、どうぞ。」とまた一本。
「うん、ありがとう。」
といって先生、結局一本も吸いませんでした。
この辺の微妙な先生の気遣い、分かるかなぁー、分かんねぇだろうなぁー。(by 松鶴家千とせ。古すぎ?)
さてつづき。
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こんな↑ひとに眉間に      足、写っていませんが、裸足なんです。
朱を入れられたり、        裸足にならないといけないんです。
水を引っかけられたりして。
インド舞踊の会に連れていってもらったんです。
多分これ↓その中の一こま。
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舞踊は写すことが出来なかったのですが、もうなんていうんでしょうか、魅惑の世界、陶酔の世界、異次元の世界。音楽も舞踊も最高でした。未だかつてあんなに自分が「音楽」のなかに入っちゃうなんていう経験なかったんじゃないかなぁ、と思うほど、素晴らしかった、すごかった。
この何の変哲もない写真。↓
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後ろに列車が停まっていて、「MADRAS→TIRUCHIRAPPALLI」と書いてあるんです。
そうなんです!次なる目的地、タンジャブールにはティルティラパリ行きの寝台車で行ったのです!
その辺のお話しはこの次に。こうご期待!
つづく。